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※旧『盲夏侯亭』(当館副管理人・夏侯惇氏が運営)のコンテンツです。

このコーナーは、中侯惇島みゆきが
中島みゆきの歌を三国志風に
アレンジして楽しむ
風流で奥ゆかしいコーナーです。
元歌詞とか書いて、
もし中島みゆきさんの事務所から
クレームが来たら即刻閉鎖致します。
(冗談の通じる事務所であることのみを信じてお送りしますw)
中島みゆき以外の曲が交じっているのもご愛嬌w



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作品No.1 三国時代

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  今はどんなに乱れてて 兵糧も尽き果てて
もう二度と強国にはなれそうもないけど
そんな時代もあったねと
いつか史書に記されるわ
あんな暴政もあったねと
きっと笑って記せるわ
だから姜維はくよくよしないで
漢の威風を吹かせましょう
 まわる〜まわる〜よ智謀が巡る
 裏切り背反繰り替えし
 今日は戦死した夏侯覇たちも
 生まれ変わって巡り会うかも
解説
これは三国時代末期の蜀の大将軍姜維が
先の時代を振り返って感慨深気に
北伐をくり返している心情を
歌ったものである。
黄皓、閻宇が何だ!魏の名将が何だ!
司馬一族なんか糞食らえ!という意気込みを
爽やかに詠っている。
 

作品No.2 血上の星

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  魏の中の大将軍 漢の中の前将軍
目玉どこへ逝った 捨てられることも無く
草原の直属兵 街角の領民
左目どこへ逝った 見送られることも無く
左目の行方を 誰も覚えていない
人は眼帯ばかり見てる
左目よ、胃の中から教えてよあの敵将の名を
左目よ、曹性たちは今どこにいるのだろう
解説
これは、夏侯惇が呂布戦の際に
呂布軍の将曹性に目を弓で射抜かれ
矢を引き抜いた際に眼球が鏃にくっついて 
取れてしまった時の歌。
哀れな左目は、主夏侯惇に
「勿体無いから」と、
ミッちゃんのウ○コよろしく
食べられてしまう何とも悲しい歌。
 

作品No.3 笑ってよ袁術

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  愛しさ余れば、野心が募る
本初はうそっぱち 力量たらず
たとえ 兵糧ひとつもらえなくても
馬くれないようじゃ まだまだ半端な野郎さ 
だから
僭称してごめん
そんなふうに兵をくりださないで
遥か離れてしまっても、華北の方がいい
ほんとさ
笑ってよ袁術、偽の帝袁術
密の水を譲ってくれよな それだけが願いさ
笑ってよ袁術、偽の帝袁術
密の水を譲ってくれよな それだけが願いさ
解説
袁紹と対立し、淮南に
勢力を誇った袁術であったが
皇帝を僭称しだした途端
周囲から総好かんを喰らって
たちまちにして瓦解する。
やむなく袁紹の元へ 匿ってもらおうと 
北上するが、 諸侯の兵に散々に破られて、
農民に蜂蜜水を貰おうとする。
しかし農民からあっさり断られ
死にかけてる袁術を見た従臣達は
この歌を歌って励ましたのであった。
 

作品No.4 見返り武人

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
   騎馬から見下ろす、屍(かばね)の数が 
漢は終わりと、教えてくれる
壊れたての城の扉が
賊に追われて 陣まで迫る
 防いでくれるかと 速度落としたり
 兵糧を確認しながら 陣取ったわ
 忠義 忠義 酷い言葉ね
 冷めた武官に敵将が挑む
屈原・楚辞でもつぶやきながら
某、絶人 暴れてあげる
見まごうばかり 暴れてあげる
 だって敵将は、見返りの武人
 矢に射られて 八方ふさがり
 だって敵将は、見返りの武人
 矢に射られて 八方ふさがり
解説
『見返り武人』とは
首だけで180°見返る事のできる司馬懿の
事で、この歌は、彼にいっぱい食わされた 
(自称)漢の将、馬謖、魏延、呉班、
陳式らの 心情を歌ったもの 。
 

作品No.5 グッバイ関羽

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  グッバイ関羽 何とでも 
この余の事を 演義で語るがいいさ
グッバイ関羽 初めから 
 あご髯目当て そんな風に語るがいいさ  
 あの人は校尉 この余には校尉
 部下も分かってくれなくても だけど
 あの人は校尉 この余には校尉
 偏将軍位与えたけどさ〜
崩れていく陣の様です 曹孟徳の心は
崩れながら(関羽一行を)囲みます
不埒でしょうか
解説
関羽の千里行の直前の曹操の歌である。
後の世で、民間伝承となって
世論が曹操を悪人扱いする事を
予言するあたり、曹操は
ただものでは無い事が伺える。
 

作品No.6 あ、しまった!

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  三尖刀外して 紀霊じゃなくなっても
まだ拙者の事を 討ち取らないでくださいね
錦の甲冑脱いで ふんどしになっても
まだ拙者の事を 討ち取らないでくださいね
風雲が急を告げている
袁術は黙り込んでいる
中身のない者に 誰が
帝なんて付けたのだろう〜 教えてよ
もしも明日 拙者たちが〜何もかもをなくして
ただの兵卒あたりに 討ち取られてしまっても
もしも明日 (偽)帝の為何の得もなくても
言えるならその時 アホ!と言わせて
解説
もはや言う間でも無いだろう。
袁術の暴走に付き合わされてしまった
紀霊ほか多数の哀れな幕下の者達の後悔の念を
歌ったものである。
 

作品No.7 とらのこ

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  賊将に生まれて 喜んでくれたのは
董卓と劉表と張先と軍師賈ク
イナゴあけの如月 壁の割れた南陽城
城が落ちて最初に聞いた声は
曹操の高笑いだった

慰めのための鄒氏だけが
ばれない策のように光る
伯父からもらった贈り物が
この鄒氏だけなんて この鄒氏だけなんて

傷つけ合うのが わかりきっているのに
戦を避けれない 残酷な賈クの計
ためにならぬ荒くれ 危険すぎる悪来
一秒油断しただけで
首を刈って 敵に向う物騒な猛将(やつ)

手なずける胡車児が焦ってる
つめたい酒を飲ませてみる
よそを向かないで もっと注いで
盃そらしたら きっと殺されてしまう

あぁ 胡車児探して 密命言ったの
あぁ 典韋逢っても
傷つかずに倒せなくて 倒したくて
怯えている夜

斬り殺す為の鉄戟が
威嚇するかのように光る
賈クからもらった計謀で
射殺せるだなんて 射殺せるだなんて
 
矢が刺さっても立っている
10人殺しても暴れてる
呑んでも素手でも暴れてる
誰か奴を止めて 典韋を止めてくれよ
解説
南陽城に割拠した張繍であったが、
曹操がこれを急襲し
やむなく張繍は曹操の軍門に下る事になった。
曹操はしばらくの間、この南陽城に留まり、
張繍の亡き伯父、張済の未亡人であり、
絶世の美女である鄒氏を妾にしたりなどして
傲慢に振る舞っていた。
 これに反感を抱いた張繍は、
策士として既に天下に名高い
腹心の賈クに謀叛の計を謀った。
しかし彼(張繍)の実力から言って
正攻法では曹操には絶対に勝てず、
「とらのこ」(鄒氏)を使って
曹操を誑かして油断させてから討つ
という下策しか選択肢がないことを
告げられる。
しかし、その策を成功させるにも
曹操軍最強の武将、悪来こと典韋を
倒さねばならなかった。
典韋は四六時中、
曹操の待室の前で護衛をしており
その手には重さ数十kgもの鉄の双戟を
まるで木製の杖でも持つかのようにして
屹立していた。
張繍は怪力の配下の胡車児をもって
典韋に当たらせようとするが
胡車児自身が「典韋には勝てない」と辞退する。
やむなく賈クはもう一計を巡らす。
それは典韋を招待して、酒で酔いつぶし
その隙に曹操を討とうというのだ。
ところが典韋は酒を何石呑もうが
酔いつぶれる事無く、深夜になってようやく
典韋を仮住まいに帰らせる事ができた。
だが異変に気付いた典韋は
寝ている間に武器を奪われたにも関わらず
素手で曹操の屋敷に向い
張繍軍と戦い大往生を遂げたのであった。
 この歌は、そのときの信じられない光景を
目の当たりにした張繍の
心底から湧き出た歌と言えよう。
 

作品No.8 殿上の星

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  墓の中の黄忠 塚の中の厳顔
じじい何処へ行った 顧みられることもなく
茂陵の馬超 タク郡の張飛
力バカ何処へ行った 肝心な時に居なく
机上にある出師の表 阿斗は分かって無い
阿斗は俺(孔明)ばかり見てる
馬謖よ、魏王朝は 今誰が怖いんだろ
馬謖よ、司馬仲達は 次何処に赴任するのだろう
解説
何の事は無い。
孔明が出師の表を帝(劉禅)に
奉った時の歌である。
かつて味方も巻き込んでまで大暴れした
じじいコンビ、武力バカコンビは、
魏との決戦という肝心な時には
既にこの世から去っていた。
苦々しく思いながらも
唯一目をかけている
愛弟子馬謖に、全幅の信頼を寄せて
またも期待を外される結果に終わるのである。
 

作品No.9 御気分如何

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  もしも不治の病に なっても治せると
あれほど誓った ことばが空を切る
なさけないものですね 投獄させられました
医者は意外と 怪しまれるものなのでしょう
 御気分如何ですか
 私は相変わらずです
麻沸散の日もあります
鍼を使う日もあります
牢屋の名医初の
医書をしたためます
あなたも暮らしを
もう気遣わなくていいわ
解説
 曹操に頭痛の治療を頼まれ
上京した華柁であったが
曹操の不遜さに嫌気がさし、
郷里に引きこもっていたが
ついに曹操の配下に捕縛され、
投獄生活を余儀無く去れた
華柁の獄中作品。
『牢屋の名医初の医書をしたためます
あなたも暮らしを気遣わなくていいわ』のくだりは、
獄中で何かと親切に面倒をみてくれた
獄卒の呉押獄の為に
医学書『青嚢書』をしたため、
人々の命と彼の人生を保証しようと
したことに因るものである。
 

作品No.10 魏の国の習い

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  策士の数では四海一だってさ
大きな声では言えないけどね
しかも王朗が口火きって、
ひとりぼっちの道を選ばせる
魏国の王朗は耐えないからね
我慢強いのは寧ろ華キンの方さ
 待っても助けなんか来るもんか
 見捨てて歩き出すのが習わしさ
 魏国の王朗には気をつけな。
 待っても助けなんか来るもんか
 見捨てて歩き出すのが習わしさ
 魏国の王朗には気をつけな。
解説
魏略か資治通鑑か世説新語に載ってる、
王朗と華キンのエピソード。
江南で孫策が暴れだした時、
会稽の太守だった王朗は
孫策の猛威から逃れる為に、
曹操の元に行こうとする際
同じく予章太守だった
華キンと一緒に旅立った。
途中で別の男が旅の同行を
願い出た時王朗は、
二つ返事で快諾したが、
華キンはそれを渋った。
華キン曰く
「知らぬ男を道連れにして、
何か起こっても面倒見切れない。」 とのこと。
しかし王朗は「まぁまぁ、
そんな冷たい事を仰らずに…。」と
男の同行を認め、三人はまた旅を始めた。
 出発して暫くして、
その第三の男が誤って廃村の古井戸に転落してしまう。
その時、王朗は「急ぐ旅だ。
彼には悪いが急いで曹操殿の元へ行こう。」と
彼を見捨てて出発しようとしたが、
華キンは「最初から分かっていたのに…」と
愚痴をこぼしながらも助けを呼びにいき、
無事転落した男は助かった。

 この歌は、転落した男が、
王朗の事を根に持って歌った歌である。
 

作品No.11 あの功

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  目敏く降伏した者は、
昇進するのと聞いたけど
私が昇進できるのは
100城落としてもまだ遅い。
よくある失敗をした者は
許されやすいと聞いたけど
私が許してもらえるのは
王朝滅んでもまだ早い。
張コウ 徐晃 張遼 于禁 典韋 ホウ徳 臧覇
似たよな連中は幾らも居るのに私じゃダメね
強くて 速くて 騎馬術比べりゃあいつら精鋭
焼いても討っても奴らにゃ勝てない私じゃだめね
解説
曹操の器を見抜いて、
純粋に袁紹軍から鞍替えしたのに
何故か曹操に愛されない不遇の武将、
朱霊の心情を軽やかに詠った名曲。
張遼を初めとする魏の五将軍らの殆どが、
敵軍からの投降者だったにも
関わらず大抜擢され、活躍する様を見て
苦衷に悶える朱霊の心情が
まざまざと表現されている。
 

作品No.12 あわれ鏡

策士 殺気ょく (ξ´ー*)中侯惇島みゆき
  酒杯の中に自分の左目がふいに見える夜は
あわれ鏡を片手で砕く 眼窩が血を流す
治る傷と治らぬ傷とがかなりちがうことくらい
わかってるから人と会う時芝居してるのよ
つくり笑いとつくり言葉であたい鎧を飾るのよ
ヒモのほつれた眼帯は嫌なの あたい似合うから

鏡よ鏡 あたいは誰にやられた
鏡よ鏡 壊してしまう前に
つくり笑いとつくり言葉で あたい兜を冠るのよ
顔の半分被う覆面は嫌なの あたい似合うから

勿体無いと口に入れるのは本当は嘘なのよ
でもそうすれば武勇伝になるのをあたい知ってるの
明るい顔ができるまでには 鏡たくさん必要よ
大丈夫よって言えるまでには 杜康必要よ

鏡よ鏡 あたいは誰にやられた
鏡よ鏡 ブチ切れてしまう前に
明るい顔ができるまでには 兵力たくさん必要よ
大丈夫よって言えるまでには 矛が必要よ
鏡よ鏡 あたいは誰にやられた
鏡よ鏡 暴走してしまう前に
明るい顔ができるまでには 兵馬たくさん必要よ
大丈夫よって言えるまでには 首級必要よ
解説
『血上の星』、『片目は片目』に続く夏侯惇の
苦悩の曲。陣中で密かに自分の顔を見るたびに
怒りの余り鏡を叩き割っていた彼は、
隻眼になった事で、焦点が合わず姑く戦場で
不覚をとってしまう。
左目の仇、曹性を討ち取っても、
とっさの機転で目玉を喰らっても、
彼の心底に残る苦悩を
上手く表現している。