戦争攻略の章

一騎討ちの心得

 「三國志」における戦争の華は、やはり一騎討ち。呂布と張飛が打ち合う、その勇ましい姿!この一騎討ちが、三國志[で格段にパワーアップした。今回の一騎討ちは、気力を中心にした駆け引きというか、多少の頭脳戦も混じっている。攻撃するには、気力を消費して戦うか、温存して戦うかを選択できる。攻撃には「一発狙い」と「安定重視」の二つの方法がある。前者は攻撃力が上昇するかわりに命中率が低下し、後者は攻撃力は並だが命中率が上昇する仕組みになっている。防御面でも選択肢があり、「隙を狙う」と「堅く守る」のどちらかを選ぶことが可能。前者は防御力が低下するかわりに隙を見て相手を攻撃することができ、後者は守りに徹することができる。これ以外にも「特殊」というコマンドがあり、気力を回復する「回復」、相手の防御力を低下させる「愚弄」、そして相手の攻撃力を低下させる「威圧」の三つが存在する。それにしても、今回は一騎討ちから逃げられる確率が極端に低下している予感。つまりは死闘を演じろということか?また本作では関羽と張飛の一騎討ちシーンが簡単に見られるようになった。というのも、義兄弟同士が武芸に関する話をすると、簡単に手合わせをすることができるからだ。これにより、同じ勢力内の者でも一騎討ちを申し込むことが可能になったのだ。頭脳戦も加わった三國志[の一騎討ち、これは是非とも体験してもらいたいものの一つだ。

ウラワザ戦術で戦に勝つ!

 では、いよいよお待ちかねのウラワザ的戦術で戦争に打ち勝つ手段を伝授しよう。これは計略や戦術・策略を駆使して成り立つ軍学の極意。決して他言はなりませぬぞ。

@扇動作戦

 予め評定で、その都市の治安を悪化させるべく扇動をかけまくる。そうするとその都市の収入が悪化し、さらに運が良ければ民衆が暴動を起こす。これで敵は益々弱体化する。ここで治安を0近くまで下げることができれば、勝利はこちらのもの。軍議で策略「扇動」を選び、敵の城門近くでこれを実行。すると民衆が門を開いて、戦は終了となる。どんなに防御力の高い関所でも、こればっかりは持ち堪えられない。どうしても落としたい城があるなら、扇動に強い智者を集結させ、その都市に扇動を仕掛けまくる。そして一気に敵城に乗り込むのだ。扇動の消費軍議ポイントが100というのは、実はこんな戦い方があり得るからだということか?しかし、口先で言うほど敵都市の治安を下げるのは簡単なことではない。どうしてもという時の最終手段としてチャレンジする価値はあるという程度か。

A連続扇動攻撃

 これはウラワザというよりも、かなり地道な戦術になる。しかし時間がかかるだけに、上記の方法よりも着実に敵の都市を落とすことができる。まず前回と同じように、攻め込みたい都市に扇動をかける。ただし、今回は別に0近くまで治安を下げる必要はない。できるだけの回数でOK。次に総大将と参軍の二隊(軽騎兵を編成、できれば攻城兵器も)で対象都市に侵入する。これにより敵は籠城戦をやめ、前線に兵を繰り出してくるハズ。戦術は速攻(できれば疾風)、策略は扇動と崩壁、できれば鼓舞を選択。戦場では、極力端っこの方を移動する。砦に陣取っている敵部隊は当然無視。そのまま敵城に接近して、扇動を仕掛けるのだ(上手くいけばここで城門が開いて戦争終了となるが、これはレアケース)。あとは敵部隊が戻ってくるまで崩壁を使い、攻城兵器で城防御を下げまくる。士気が気になったら鼓舞で回復。そして敵が砦から駆けつけてきた時点ですぐさま退却。これを繰り返すことによって敵の都市は荒れに荒れ、収入は大いに減っていき、かつ城防御も低下していく。あとは敵の兵糧が尽きて兵士が逃げ出すのを待つもよし、城防御を徹底的に低下させたのち大軍で攻め寄せるもよし、全てこちら側の思いのままということだ。

B敵兵削減の奇策

 お次は孔明もビックリの奇策を紹介しよう。三國志[を長くプレイしている方々には分かると思うが、落雷の威力は凄まじい。雷が直撃した部隊はほぼ壊滅状態。その周囲にいる部隊までもが被害を受け、さらに士気低下に伴って、次々と敵兵が退却していく。しかし、これが味方に落ちれば恐ろしいことになる。自分の策略で自分の部隊が壊滅する可能性が十分にあるのだ。これが嫌われ、大きな合戦には落雷は使われないことが多いハズ。…ならばウラワザとして使おうということだ。その前に落雷をはじめから実行できる武将は、特技「天文」と「鬼謀」を併せ持つ諸葛亮と[广龍]統だけ。他の武将で落雷を使いたいなら、死ぬ気でその二つの特技を獲得するか、武将えぢた〜で編集しよう(汗)

 まずはどういう都市を攻めるのかという点。これは治安が低いとか城防御が低いとかは関係なし。とにかく敵将・敵兵が多すぎる!という都市をチェックしよう。さらに戦争になると毎回敵に大量の増援軍が送られるという都市も望ましい。まずは知力トップの総大将と参軍二隊を編成する(勿論このうちの一人に落雷が使える武将を選択する)。兵士数は1でよし。あとはその都市に攻め込むのみ。戦術は「妙計」でも選択しておこう。策略はできるだけの落雷を選び、あとは天変にする。知力トップの二将を出陣させるのは、この時使用される軍議ポイントを極力高めるためだ。そして戦場に着いたら、まずは5ターンゆっくりしよう。この間、敵が移動してくる可能性もあるので、本陣を離れて敵の死角に隠れるのも一つの手段。敵に本陣を奪われても、その時点で敗北というわけではないので心配無用。5ターンが過ぎたら、敵の援軍が戦場に到着するハズ。ここで敵がフル部隊で出陣しているとなると、15部隊くらいになっているのではないかと思う。それに対し、味方はたったの2隊。一体どうやって戦うのか?

 ここで落雷の出番だ(予想通りでしょうが)。まずは天変で天候を豪雨に変えよう。失敗しても落ち着いて、次のターンでもう一発天変すればいい。豪雨になったらすぐさま落雷。どっしゃ〜ん!という画面いっぱいに派手な落雷のアニメが表示される。これで敵1部隊は確実に逝っているハズだ。味方に落ちる確率も極端に低い(だからわざと二部隊のみで攻め込む)。上手くいけば、4回ほど連続で敵部隊に雷様が落ちる。敵は兵士を失い、士気も低下し、次々と退却を始める。ここで勝負は時間の問題だと決め込めば、別にそのまま待機しててもいいが、さすがにそんな上手くはいかない。落雷が尽きた時点で退却し、次の季節でまた攻め込む。これを繰り返せば、敵都市の兵士はみるみる減っていく。もう勝てそうだと感じたら、次こそ大軍で襲い掛かるのだ。これぞ孔明もマッサオの奇策。上手く使って、戦争を有利に進めてくれ。

Cその他のウラ技

 戦わずして勝つというのも、立派な策略。敵都市の太守の忠誠を離間で下げ、これを登用することに成功すれば、その都市ごと味方のものになる。成功の秘訣は、その都市の太守の義理が低いこと。そしてこの人物と仲良くなること。そして自分の魅力が高いこと。この条件が全て揃えば、太守といえども登用に応じてくれる。私はまずこれを試してから戦争をするように心がけている。しかし、さすがに軍団長は登用できた覚えがない。100%無理なのかどうかは知らないが、まずは諦めたほうが得策かも。では最後に、確実に都市を落とせる方法を伝授しよう。これは正真正銘のウラワザ。まずは「機能」の「終了」を選択。そして「(担当武将)をコンピューターに任せる」をプッシュ。その後すぐさま右クリック連打。これにより、現時点での状態のまま新しいプレイヤーを選択できるようになる。ここでもとの担当武将と攻め落としたい都市の太守を選択。あとは人事の登用でこの太守を味方に引き込ませる。これでその都市は戦わずして自分のものに…。ってこれをやりだすと、全員の君主を選択して外交の勧告で味方に引き込ませるってとこまで発展するのが人情w まあ、プレイに飽きたらこんなウラワザで強制的に天下統一してもいい。ちなみにこのウラワザを使ってしまうと、所持金や都市の民心掌握度がリセットされてしまうので注意。