データの章

身分

 三國志[最大の魅力といえば、やはりパワーアップした全武将プレイシステムだ。ここでは、どのような身分で何を楽しめるかを解説する。まずは以下の表を見てほしい。ちなみに項目の「戦P」というのは「戦略ポイント」の略で、この数のぶんだけコマンドを命令したり提案できるという仕組み。

身分名 戦P回復数 戦P最大数 解説
君主 6 6 一勢力の主。君主の命令は絶対であり、誰も逆らうことはできない。
軍団長 5 6 勢力の一翼を担う軍団の主。同じ領土内の太守を指示して君主を助ける。
太守 4 6 勢力の一都市の運営を任される身分。都市を発展させて君主を助ける。
軍師(君主付) 5 6 君主を補佐して国政を司る身分。先見の明をもって君主を導く。
軍師(軍団長付) 4 6 軍団長を補佐して国政を司る身分。先見の明をもって軍団長を導く。
軍師(太守付) 3 6 太守を補佐して国政を司る身分。先見の明をもって太守を導く。
一般 1 1 一勢力のもとで命令に従って働く身分。獅子奮迅の活躍をして主君を補佐する。
頭領 3 6 勢力を持たず、各地を転々とする放浪軍の主。旗揚の時節到来を待って明日を生きる。
同志 1 1 放浪軍の頭領のもとで働く身分。旗揚の夢を叶えるべく頭領に付き従う。
在野 - - 何者にも束縛されず、山野に臥して天下の情勢を窺う。

 まずは「君主」だが、これは自由な行動ができるかわりに責任も重大。一勢力の主として賢臣を用いて善政を布かなければ、領国を守ることはできないだろう。しかし逆に暴君となって暴れまわるのも一興かもしれない。それで天下が治まるかどうかは分からないが…。君主で進めるなら袁紹・曹操・孫家・劉備がオススメ。どれも優秀な臣が揃っているので、天下統一も夢ではない。

 「軍団長」は勢力の一部を運営する重職。働き次第で国は繁栄し、その立場に驕(おご)れば国は衰亡する。そんな軍団長で進めるなら関羽・張遼・陸遜がオススメ。どれも大軍団を任され、前線に立って奮戦している。この軍団を失えば、国は衰亡の一途を辿るだろう。そんなスリリングなプレイが楽しめそうだ。

 「太守」は一都市での権限が猛烈に強い。その都市の方針を決め、配下を統率する。そんな信頼のおける太守をプレイしたいなら、徐州時代の関羽や入蜀前の厳顔などがオススメ。その都市を死守すべく粉骨砕身してもらいたい。

 「軍師」はいけてる身分。国の未来をも左右させるその発言力は、一般武将の比ではない。先見の明をもって主君の天下統一を導いていってほしい。やはりオススメは孔明・荀ケ・[广龍]統などの策士たち。その神算鬼謀をもって大活躍してくれ。

 「一般」といえば、その他大勢といった感じだが、実はこの身分がもっとも大切である。主君の命令に従って働くのは一般武将。軍師の立案した策を実行するのも一般武将。戦争で突撃を行うのも一般武将。計画されたものを実際に動かすのが一般武将の役目なのである。そんな忠実な部下を演じるなら、伊籍・夏侯惇・許[ネ者]・趙雲・張飛なんてのはいかがか?

 「頭領」は国を持たない主。各地を転々とした後、空白国で同志と共に旗揚する。そんな勇ましい頭領にロマンを感じるなら、孫策・劉備・呂布がオススメ。

 「同志」はその頭領に従って各地を転々とする身分。一族郎党の旗揚の夢…これを追いかけてみたいなら、放浪時代の関羽や張飛、孫策の臣の程普などがオススメ。

 しかし、やっぱり一度は自分の好きな武将でプレイしてみることが大切。一般武将から初めて、軍師・太守・軍団長と昇進を重ね、そして遂には君主となって天下を統一する。そんな秀吉のような出世物語を目指してプレイしてもらいたい。

能力と特技

 三國志[には、四つの能力が存在する。武力・知力・政治・魅力がそれに当たる。どれも三國志シリーズではお馴染みのものばかり。でも一応説明をしておこう。はい、以下の通りです。

武力 戦争での攻撃力や一騎討ちでの強さに関係する。仕事「治安」にも影響。
知力 計略の成功率や戦争での罠発見確率に関係する。仕事「技術」「補修」にも影響。
また知力70以上の人物は軍師に就任可能。
政治 外交の要求・同盟・勧告の成功率に関係する。仕事「商業」にも影響。
魅力 人材登用や徴兵できる兵士数、外交の贈呈成功率に関係する。仕事「開墾」にも影響。

 ちなみに武力トップはやはり呂布。アイテムの効果を含めて108の強さを誇る。知力と政治のトップは諸葛亮。それぞれ108、98と驚異的な数値。特に知力108は群を抜いている。まさに鬼神。魅力トップは劉備を蹴散らして太平道の教祖・張角が99で首位を獲得。正確にいうと玉璽を手にした袁術が途中100になっているのだが、本来の数値は40。玉璽が魅力を一気に100にする効果がついていたのだ。これではトップとは言い難い。

 次に特技。三國志[に登場する特技は22個、秘技を含めて26個となる。以下が普通の特技にあたる。

特技名 効果 獲得方法
猛者 武力上限値が10上昇 上限値まで能力を鍛練した後、屯所で見聞を続ける
智嚢 知力上限値が10上昇 上限値まで能力を鍛練した後、工房で見聞を続ける
治略 政治上限値が10上昇 上限値まで能力を鍛練した後、市場で見聞を続ける
人徳 魅力上限値が10上昇 上限値まで能力を鍛練した後、農村で見聞を続ける
威風 計略「大喝」追加
敵の包囲効果を無効にする
兵舎で見聞を続ける
耕作 「開墾」の効果が上昇 農村で見聞を続ける
商才 「購入」「買う」で値引き交渉が可能
「商業」の効果が上昇
市場で見聞を続ける
築城 「破壊」「補修」の効果が上昇 城門で見聞を続ける
警備 「治安」の効果が上昇 屯所で見聞を続ける
発明 「技術」の効果が上昇 工房で見聞を続ける
弁舌 「外交」「登用」「内通」の成功率上昇
策略「偽報」「扇動」の成功率上昇
政治の鍛練を続ける
反計 敵の計略を相手にやり返す 知力の鍛練を続ける
挑発 「扇動」の効果が上昇
計略「挑発」追加
武力の鍛練を続ける
混乱 「埋伏」の効果が上昇
計略「混乱」追加
魅力の鍛練を続ける
虚報 「離間」の効果が上昇
策略「偽報」追加
イベントで獲得可能
歩兵 歩兵系兵科での機動力上昇 エン州・青州で戦法の訓練を続ける
騎兵 騎兵系兵科での機動力上昇 幽州・涼州で戦法の訓練を続ける
弩兵 弩兵系兵科での機動力上昇 冀州・荊北で戦法の訓練を続ける
水軍 水上での防御力上昇 荊南・揚州で戦法の訓練を続ける
偵察 「諜報」で対象都市に隣接する全ての都市の情報を入手可能 計略を何度も使い続ける
天文 策略「天変」「風変」追加 イベントで獲得可能
医術 計略「治癒」追加 アイテムかイベントで獲得可能

 これ以外にも、華佗や司馬徽といった特別武将と仲良くなれば特技を伝授してくれることもある。特に天文と医術は鍛練での獲得は望めないので、彼等に教えてもらうか、医術の場合はアイテム(医書)を購入して習得しよう。2006年8月、天文と医術の獲得方法について、新たな情報提供があったので紹介しておこう。当方の三国志[CDROMがなぜか起動しないため確認の仕様がなかったのだが、その旨を伝えると、情報提供者スゥさんが独自にリサーチを敢行され、なんと記事まで作成して下さったのだ(感謝!)。その記事を以下に掲載させて頂こうと思う(一部修正)。

 まず、天文を習得している武将(諸葛亮、[广龍]統、カイ越、カイ良など)との親密を敬愛にする。
次に、自分の能力がすべて80を超える(アイテム修正可能 例:政治70で史記(+10)で80でもOK)。
あとは会話を繰り返せば、約20〜25%(?)くらいの確率で教えてもらえます。

 今回は医術の伝授も試してみました。傷寒雑病論を持った武将(自分が買ってあげたりする)や、オリジナル武将で医術を覚えている武将しかいないかもしれませんが^^;
まず、医術を持ってる武将との親密を敬愛にする。
次に、自分の知力を95以上にする(アイテム修正可能)。
そして天文と同じように会話をすれば、同じような確率で教えてもらえます。
医術の場合は、知力以外のステータスは関係ないようです。パワーアップキットなので、知力95、他すべて1で試してもOKでした。

 また、天文・医術を覚えている通常武将と相性のよい他の通常武将が上の条件を満たしていると、いつの間にか覚えていることがたまにありました。(情報提供+記事作成:スゥさん)

 計略系特技(緑枠)の中で、唯一虚報だけは鍛錬で獲得できないようだ。これまた左慈などの特別武将と仲良くなることによって獲得できるようなので覚えておいてほしい(情報提供:公孫異さん)。次に秘技(ゲーム中で「??」となっているが、ここでは便宜上秘技とさせてもらう)の解説をしよう。以下の四つが秘技にあたる。

特技名 効果

獲得済み武将

全能 全能力の上限値が100になる 劉禅(彼はこの特技しか身に付けてません)
神眼 全情報を閲覧可能 なし
鬼謀 策略「落雷」追加 諸葛亮・[广龍]
神算 策略「幻術」追加 [言羽]・郭嘉・司馬懿・周瑜・諸葛亮・張角・陸遜

 秘技も鍛練では獲得できない。では、どうすれば秘技を獲得することができるのか?それは、特技の表にある同じ色(黄色以外)の五つの特技を全てマスターすること。そしてかつ4000以上の金を持っていること。この状態でしばらくすると、突然左慈が自宅にやってくる。そして金2000と引き換えに、秘技を伝授してくれるという仕組み。秘技の中でも比較的容易に獲得できるのは、獲得済み武将のいない神眼。橙色の内政系特技は、各施設で見聞を繰り返せば簡単にマスターできる。逆にきついのは、やっぱ鬼謀かな。能力の鍛練で計略系特技を獲得する確率は極めて低い。従って、この緑色の特技を全てマスターしようと思ったら、これはもう無理に近いかもしれない…。それなら孔明から兵法二十四編を奪うか、孔明死後に農村で見聞して掘り当てるかの方がまだ楽かもしれない。同じ意味で神算もゲットするのは難しい。しかしこれは、最初のシナリオ以外でプレイする場合は獲得のチャンスあり。なぜなら張角が持っていた太平要術の書が、どこかの野に埋もれているからだ。実際私も一回だけだが農村から掘り当てたことがある。

戦法

 三國志[の新システムの一つが戦法。総計15個にも及ぶ戦法は、どれも個性的なものばかり。そもそも戦法というのは、戦争での戦い方を意味する言葉。さまざまな戦法が存在するが、これらを使いこなせば最強の将軍になること間違いなし?以下がその一覧だ。ちなみに消費戦Pとは、その戦法を使用する際に必要な戦法ポイントのこと。

戦法名 威力 消費戦P 歩兵 騎兵 弩兵

最適地形

効果
突撃 1.8倍 30     街道・平地・荒地・草地 敵に通常より大きな損害を与える。
乱撃 0.8倍 40     街道・平地・荒地・草地 隣接する複数の敵部隊を攻撃する。
撹乱 1.2倍 25     森林・湿地・浅瀬 攻撃と同時に、敵部隊を混乱させる。
奇襲 1.5倍 45     森林・湿地・浅瀬 攻撃と同時に、敵部隊を恐慌させる。
槍衾 2.5倍 65       街道・平地・荒地・草地 歩兵系最強の戦法。攻撃と同時に、敵部隊を恐慌させる。
車懸 2.5倍 65       街道・平地・荒地・草地 騎兵系最強の戦法。攻撃と同時に、敵部隊を恐慌させる。
火矢 1.0倍 20     森林・湿地・山・浅瀬・川・湖 射撃と同時に、敵部隊を着火させる。
斉射 1.8倍 30     湿地・山・浅瀬・川・湖 敵に射撃より大きな損害を与える。
乱射 0.9倍 40     湿地・山・浅瀬・川・湖 隣接する複数の敵部隊を射撃する。
矢嵐 2.5倍 60     湿地・山・浅瀬・川・湖 弩兵系最強の戦法。攻撃と同時に、敵部隊を混乱させる。
激流 0.0倍 70 川・湖 周囲の水上敵部隊に損害を与え、混乱させる。
烈火 0.0倍 60 平地・草地・森林・山・砦 周囲に火をつける。炎上地帯にいる部隊は兵士が減る。
落石 0.0倍 70 山・砦 周囲の敵部隊に損害を与え、混乱させる。
妖術 0.0倍 80 城以外全て 周囲の敵部隊に損害を与え、混乱させる。
攻城 0.0倍 40       敵城に通常より大きな損害を与える。

 ご覧の通り、多くの個性的な戦法がひしめき合っている。ちなみに橙色で表示された四つの戦法は、戦争では「計戦」コマンドとして扱うため注意が必要。戦法には兵科が関係したり、地形によってその成功率が変わったりする。その戦法を行うに最適な地形を覚え、確実に成功を収めたい。さらに都市の兵舎で「訓練」することによって、戦法の熟練度を上げることができる。熟練度とは、その戦法の成功確率を意味する。初で25%、弐で35%、参で50%、四で75%、五は?%、そして最後の極でたぶん100%近くいくハズw これは最適地形での話だから、戦法極でも地形によっては失敗してしまうので注意。ちなみに訓練で上達できる熟練度は四まで。五、極とマスターしたいなら、実戦でその戦法をバンバン使うしかない。

 戦法の獲得方法は、おもに他人からの伝授による。親密が敬愛以上の武将と会話し、武芸に関する話題を持ち出す。すると高確率で「戦法を伝授してやろう」と答えてくれる。この時、相手が知っていて自分が知らない戦法を教えてもらうので、自分が相手の戦法を全て知っていたら会話する意味がない。もう一つ、敵からある戦法をくらった際、ごく稀にその戦法を覚えることがある。しかしこれは滅多にないことなので、もしそんな機会があれば神に感謝しよう。

 さて、最強の戦法と謳われる槍衾・車懸・矢嵐。槍衾とは、一列に並んだ兵が槍を隙間なく並べて突き出す戦法のこと。車懸とは、あの名将・上杉謙信の采配を規範とする軍学である越後流最強の陣法。軍を三つに分け、それぞれの軍が順繰りに敵を攻撃するという仕組み。最後の矢嵐は、読んで字の如く矢の嵐を降らせる戦法。これらは確かに最強で有益な戦法だ。しかしながら、これを獲得するのは当然ムズイ。以下の表にあるように、二つの特技が使いこなせてこそ、最強の戦法を体得することができるというもの。焦らず着実に特技を覚え、師匠に戦法の極意を伝授してもらおう。

戦法名 訓練が必要な戦法

師匠(熟練度が五・極)

槍衾(やりぶすま) 突撃+撹乱 関羽・司馬懿
車懸(くるまがかり) 突撃+奇襲 公孫[王贊]・馬超
矢嵐(やあらし) 斉射+撹乱 黄忠・周瑜

戦術と策略・計略

 これも三國志[の新システム。前作のZで作戦会議をする際、正面突破や迂回などの進軍ルートを選択できたのを覚えているだろうか?[ではこれが格段にパワーアップしたと思っていい。今回は進軍ルートというよりも、戦術。つまり戦闘における方策。速攻で敵を崩すことも可能だし、罠探で慎重に行軍することも可能。逆に守備側は籠城して敵に対抗したり、遠射で矢の嵐を降らせることもできる。その場その場で臨機応変に戦術を採択し、敵を撃破してほしい。以下が戦術の一覧と解説だ。

戦術名 攻撃側 守備側 効果
通常   通常の進軍。
速攻   機動力上昇。10ターンのみ士気上昇。
罠探   罠回避率上昇。機動力低下。
迎撃   砦か前線に部隊を配置。
出撃   城前に部隊を配置。防御力上昇。士気低下。
籠城   城内に部隊を配置。士気低下。
堅陣   出撃の上級戦術。防御力上昇。士気低下。
遠射   迎撃の上級戦術。射程距離拡大。
索敵   通常の上級戦術。視界範囲拡大。
教唆 計略回避率上昇。
妙計 計略成功率上昇。
竜船 水上での機動力・防御力上昇。
疾風   速攻の上級戦術。機動力上昇(大)。
罠壊   罠探の上級戦術。罠を全て解除。
堅壁   籠城の上級戦術。城防御上昇。士気低下。

 敵の城防御が低い時、特に重宝する戦術が速攻(できれば疾風)。砦にいる敵を無視して、一気に城を陥落させよう。もし敵が城前に部隊を配置したら、自分の兵数を敵と同じくらいにあわせて侵攻しよう。すると敵は侮って砦に布陣するので、それを通り越して城を狙おう。しかし、いざ実行に移すとなると、これも結構大変。だから小さな侵攻を繰り返して城防御を着実に下げ、ある時一挙に大軍で襲うのも一つの手だ。計略「破壊」を併用するのもグッド。ちなみに竜船の戦術は使う機会が少ないと思われる。しかし荊州や揚州では河川が戦場の大半を占めていることが多い。水上戦で勝負をつけたいなら、迷わずこれを選択しよう。

 守備側は城防御に自信があるなら迷わず出撃か籠城(できれば堅陣か堅壁)した方がよい。出撃のメリットは、城門近くに兵を配置していれば、いつでも城に逃げ込むことができるという点。相手の攻撃が強ければ退いて、なんとか押せそうなら味方部隊で総攻撃を仕掛けてもいい。籠城のメリットは、相手の様子を窺いつつ攻撃できる点。確かに城からの射撃は威力が少ないが、下手に打って出てリンチされるよりはマシ。相手が弱そうなら、城門にいる敵部隊を射撃(できれば味方の援軍)で倒し、一気に出城しよう。関所戦では守備側が圧倒的に有利。敵は必ず籠城すると思われる。これはあのウラワザを使わないと陥落させるのは難しいかもね…。それについては後ほど紹介。

 

 「策略」は参軍がいて選択でき、かつそれを使用するのは総大将という、いわば軍全体の計略。よって戦局を大きく左右するものがほとんど。これに対し、個人が敵に対して使うものを「計略」と呼ぶ。計略は参軍がいなくても実行可能だが、策略に比べると効果は一歩劣る。以下が策略と計略の一覧だ。消費軍Pとは、消費する軍議ポイントのこと。

策略名

消費軍P

攻撃側 守備側 効果 影響するデータ
崩壁 50   城防御低下。数ターン城防御を低下させやすくなる。 ■参軍の知力
■城前の味方部隊の多さ
■城内の敵部隊の少なさ
地穴 10   1ターン城内の敵部隊への攻撃力が上昇。 ■参軍の知力
偽報 30   城内の敵部隊の士気下降や混乱の誘発。 ■実行武将の知力
■実行武将の特技「弁舌」の有無
扇動 100   城内の敵部隊の減少や城門の開門。 ■評定で「扇動」を成功させている
■実行武将の知力
■実行武将の特技「弁舌」の有無
徴兵 50   城内の味方部隊の兵士数を増加。 ■都市の人口
堅牢 50   城防御強化。数ターン城防御が低下させにくくなる。 ■城の視界範囲にいる敵部隊の少なさ
同討 30   城の視界範囲にいる敵部隊を同士討ちさせる。 ■参軍の知力
■味方の総大将が城内にいる
抜道 50   砦の視界範囲にいる味方部隊を城内へ移動させる。 ■砦に敵部隊が存在するかどうか
連環 20 水上の敵部隊を足止させる。 ■参軍の知力
鼓舞 30 味方部隊の士気上昇。 ■総大将・参軍の知力
■総大将の名声
風変 20 戦場の風向きを変更。無風で敵部隊を足止させる。 ■参軍の知力
天変 20 戦場の天候を変更。 ■参軍の知力
幻術 40 敵部隊を混乱・恐慌させる。 ■参軍の知力
■天候が曇り
落雷 60 複数の敵部隊(失敗すれば味方)に甚大な損害を与える。 ■参軍の知力
■天候が豪雨

 戦術と策略を組み合わせて、ウラワザのような作戦を立案することも可能だが、それについてはまた後で話そう。次に計略の一覧表。計略は何時でも何処でも誰でも使用可能(だと思うw)。バンバン使って、少しでも戦局を有利に進めたい。

計略名 効果 影響するデータ
混乱 敵部隊を混乱させる。 ■実行武将の知力
■実行武将が特技「混乱」を獲得している
大喝 視界範囲内にいる複数の敵部隊を恐慌させる。 ■実行武将が特技「威風」を獲得している
挑発 敵部隊を挑発させる。 ■実行武将が特技「挑発」を獲得している
治癒 味方部隊の負傷兵を治癒して、兵士数を増加させる。 ■実行武将が特技「医術」を獲得している
沈静 状態異常(恐慌・混乱・足止・挑発)に陥っている味方部隊を回復。 ■実行武将の知力
消火 周囲の火を消す。 ■実行武将の知力
寝返 敵部隊を寝返らせる。 ■評定で「内通」を成功させている
埋伏 敵部隊を混乱させる。 ■評定で「埋伏」を成功させている

 この中で頻繁に使うのは沈静。味方部隊が状態異常になっていると、どうも気がかりでしょうがない。しかし、よほど知力の高い人物でないと、すぐに状態を回復させることは難しい。状態異常に陥った部隊には悪いが、普通に行軍を続けたほうが良策かも。行軍中、沈静できる部隊があればするってな感じで。計略の中でも特に威力があるのが治癒。特技「医術」を獲得していなければならないが、呂布軍の大勢の負傷兵を治癒したとなると、これはかなり戦局を左右する。負傷兵は戦も終盤に差し掛かるとわんさか出てくる。ここで一気に全部隊を治癒していったら、多少敵に押され気味でも簡単に逆転勝ちできる。大喝もなかなかオイシイ。敵に文官が多く出陣している場合などは、大喝しまくったら勝利は時間の問題かも。でもやっぱり猛者には効きにくい。

兵科と兵器

 三國志[では、個性的な兵科と兵器が多く用意されている。その特徴は様々で、戦場にあわせて臨機応変に部隊編成をしなくてはならない。以下の表を確認して、編成マスターになってくれ。ちなみに技というのは、必要技術レベルの略。都市で技術を高めることにより、より強力な兵科を編成できるようになる。歩兵・騎兵・弩兵系統の編成金は、兵士100人あたりにかかる値。船と攻城兵器は編成にその金額が必要。

アニメーション 兵科名 系統

編成金

解説
軽歩兵 歩兵 0 0 全ての都市で編成可能な軽装備の兵士。
重歩兵 歩兵 2 2 軽歩兵に対し、防御力に優れる。
南蛮兵 歩兵 3 0 森林・湿地での機動力に優れる。三江制圧で編成可能。
軽騎兵 騎兵 5 0 歩兵に対し機動力に優れ、防御力に劣る。
none 重騎兵 騎兵 10 3 軽騎兵に対し防御力に優れ、機動力に劣る。
山岳騎 騎兵 15 0 北方の騎馬民族兵。山岳での機動力に優れる。幽州か涼州制圧で編成可能。
象兵 騎兵 40 0 象を従えた兵士。攻撃力・防御力に優れる。南中制圧で編成可能。
弩兵 弩兵 0 0 弩を装備した兵士。遠距離攻撃が可能。
none 連弩車 弩兵 30 7 射撃兵科。破壊力がある反面、機動力に劣る。
蒙衝 0 0 通常の船。
楼船 1000 0 三層の楼を有した大型の戦艦。揚州制圧で編成可能。
none 衝車 攻城兵器 500 4 攻城兵器。城に対し大きな破壊力を持つ。
霹靂車 攻城兵器 1000 5 攻城兵器。遠距離から投石し城を攻撃できる。
井闌 攻城兵器 1500 6 攻城兵器。守衛兵に対し大きな効果をもつ。

 ちなみに都市の技術を高めておけば、この編成金が安くなる。さらに象兵は南蛮の武将達に操らせるのがよいとか、南中以外の場所では本来の力を発揮しないなどの設定もあるらしい。山岳騎はなかなか強力な兵科で、このおかげで今回の馬騰勢の活躍は目覚しい。曹操と雌雄を決するに至るまでに勢力を拡げるケースも多い。連弩車は確かに強力な兵科だが、防御力はかなり弱い。よって他の部隊がこれを守備して移動するという形が望ましい。攻城兵器も同じく防御力が弱い。城攻めに勝負をかけるつもりなら止むを得ないが、重歩兵部隊で特技「攻城」を仕掛けまくる方が無難ではあると思う。楼船は水上でごっついアニメに変わるが、水上戦が行われる機会自体が珍しいため活躍の場は少ない。しかしあえて敵を水上に呼び込んで、楼船で袋叩きにするという手もある。色々な作戦を考案して、楼船を活用してほしい。